麻酔科 本のまとめ
2020年に読んだ、麻酔関係の本をまとめます。
1.若い医師のための麻酔科学
薬のこと、手技やミニ知識など画像もたくさん載せられていて、内容が充実してて良かったです。
2.やさしくわかる!麻酔科研修
マイケル・ジャクソンがどういう経緯で亡くなったのか、麻酔科医がパイロットに例えられる理由とかとっつきやすいお話が載ってます。
麻酔に関する説明、麻酔にまつわるお話
3.麻酔科研修チェックノート
病院見学行ったときに研修医の先生が持っていて、学生時代から買ってたとおっしゃっていたので私も買ってみた。 とても心強い本だけど、そもそも全身麻酔は何か、硬膜外麻酔とは何か、とかいう基本的なことは載ってない。だから研修医向けなのか
4.手術手順と麻酔のコツ
なぜそれを使うのか(腹腔鏡で二酸化炭素を使う理由…等)注意点、各手術について
とても良い復習になった
5.麻酔分娩がよ~くわかる本
実体験も載せられていて読みやすかった
項目ごとに書かれていてわかりやすい
15年前の本ってとこがひっかかるくらい
私も無痛分娩で子供を持ちたい、産科麻酔いいなと思えた一冊
6.麻酔
子宮筋腫の術後意識が戻らない
腰椎穿刺が上までいって呼吸不全→酸欠で脳死になってしまったお母さんと家族のお話
麻酔科医は麻酔をかけている患者の側から離れてはいけない
手術中の医者は手術する部位しか見えていない、患者を見るのは麻酔科医、小さな手術でも麻酔する以上リスクがあるということ
人間誰でもミスはしてしまう。疑わないと
患者の家族からみた医者の態度、それについて思ったことがたくさん書かれているので勉強になった。誠心誠意にみせる大切さみたいな。
医者に聞けなかったり気を使うのは家族が人質にとられているようなものだからだろうか。分からないのでお願いしますというしかない、のは嫌だな
自分に責任のないことは他人事のようにしたくなるが患者からみたら嫌
丁寧で誠実が好印象(例え事故の責任者としても)
やって良かったと思いたい、医者の都合だけで動かすようなことは不快に思う
病院に来たものの家族は何すればいいのかも分からずただ心配しながら待つということ。医師にはあとどれくらいだったらどの程度回復するのか、という話を聞かせて欲しい、あきらめろと言われたようにきこえる。
医療事故ということで告訴するとかしないとかいう話になるが、結局しないことになる。その時の医者のセリフ↓
告訴をしたり公表しないといわれたことをとてもありがたく受けとっています。(いってないけど。)その好意にお答えしたいという気持ちから、この1ヶ月いろいろと考えてきました。
この言い回しなあ。
あと主人公が不倫してるのがなんかむかついた。不倫がかっこいいとでも思っているのかな、クソだなぁと思った。
普段小説読まない主義なのですが久しぶりに読んだ小説に思うことがたくさんあってたくさん感想書いてました。こんな本だったなあと思い出せてよかったです。
麻酔科の本は読み物というより現場で持ち歩くハンドブックのようなものが多いですがいろいろですね。これからも読んでいきたいです!