ぽよの備忘録

本の紹介など雑記帳

なぜマッチングに成功したのか

 私は8月頭の時点でマッチングに絶望していた、なぜなら得意だと思い込んでいた面接で力を発揮できず、良い印象を残せなかったと思ったからだ。具体的には、「なぜそう考えたのか」「私だけの理由」が乏しかったことがあげられる。成績や実績や申し分ない。熱心さや病院見学への参加、将来への進路や目的意識も非常に高い。そのような私が面接で異常に気を張ってしまい、落ち込んでいたのだ。

 このままではいけない、しかし全部がダメなわけではない。内容はいいのだ。あとはそれをいかに魅力的に話すか、話せるものにするのか、という問題だ。それに気づいた私は、面接の前日には次の日の面接で話す内容を一つ残らず文字に書き起こしてみた。そうしてみると、知っているつもりのところでも意外と穴があったりすらすら言えないという事に気づく。そういった部分を直していくうちにどんどん次の日の面接が楽しみになってきた。なぜなら、私はそういういわゆる読む内容が決まているプレゼンというものには強く、人から良く褒められるほど得意だったからだ。

 そうなると私は最強に強いので、面接の直前においては準備してきたことを心を込めて相手に伝え、面接はにこやかに終えることができた。実は冒頭の時点でもある病院では非常に褒めていただけて採用していただけると感じた病院もある。

 話し方についても十分に注意を払い、相手に伝えるのだという事を一番の念頭に置いて話すことに全力を注いだ。マッチングの経験を通して得たことは、いかに相手に自分の考えていることを伝えるのかという事だ。私は出身地で、将来の専攻科を視野に入れて働きたい。ただ無為になんとなく過ごすことを望んでいない。だからこそ、将来の志望科に何かしらつながるところで研修したいのだ。私は今まで部活も学業もすべてに向上心を持って打ち込んできた。きっと今回のことも、私なら向上心でもって乗り越えられる。まだ、終わっていない。